DMのサイズに規定はある? 定番の種類や選び方まで解説

DMのサイズに規定はある? 定番の種類や選び方まで解説

DMには、はがきサイズから立体的なものまで、さまざまなサイズ・形状があります。そのため、DMのサイズの選び方に決まりはあるのか、自社のDMにはどのサイズが適しているのかなどと悩む場面も多いのではないでしょうか?

本記事では、DMでよく使われる定番サイズの種類や、DMのサイズの選び方などを解説しますので、参考にしてください。

このページは株式会社メディアボックスの豊田昭によって書かれています。
ページ内容はお客様やコンサルタントさんとの協力によるテストやデータに基づくものです。

DMのサイズに規定はない!

DMのサイズに規定はなく、はがきサイズやA4サイズなど、どのようなサイズのものでもDMとして郵送できます。また、DMは形状についても決まりがありません。そのため、箱型のDMや仕掛けが飛び出すタイプのDMといった、立体的なものも制作可能です。

ユニークな発想に基づき制作されるDMは、定番サイズのDMよりも、制作コストや発送コストがかかりやすいものの、顧客へインパクトを与えられます。

箱状や飛び出すDMよりもコストが低い型抜きDMは、反応率を上げたい場合によく使われます。まずはテストしてみることをおすすめします。

DMでよく使われる定番サイズの種類

多くの場面で利用されているDMのサイズには、次のような種類があります。

 封入物の
サイズ
(mm)
封筒の
サイズ
(mm)
面積
割合
(%)
※注1
発送コスト開封率テストDMに使う場合DMに適しているよく使われる用途
官製はがき100×148155×10525案内・連絡事項
A4はがき210×297240×332100新規顧客向けDM
A4圧着はがき210×297240×332400カタログを兼ねたDM
詳細DM
長3封筒210×297~120×235100~案内・連絡事項
角2封筒210×297~240×332100~DM・ニュースレター
小冊子等封入物がある
A4透明封筒210×297~240×332100~DM・ニュースレター
小冊子等封入物がある

(※注1)面積割合:A4用紙両面の合計面積を100とした場合の割合を指します。

以下では、それぞれの種類について解説します。

官製はがき

官製はがきとは、最初から切手が印刷されてある郵便はがきを指します。第二種郵便物に該当し、発送(購入)料金は、全国一律で1通あたり63円です。

官製はがきの面積は、A4サイズの4分の1ほどなので、他のサイズのDMと比べると載せられる情報量は限られます。案内や連絡事項など、要点を絞った情報を掲載する際に適してサイズです。

A4はがき・A4圧着はがき

A4はがきやA4圧着はがきは、いわば「官製はがきのA4サイズ版」です。

官製はがきと同様に、宛名ラベルを貼ればそのまま発送できるため、封入したいA4用紙が1~3枚の場合は、A4はがきやA4圧着はがきの活用を考えてみてください。封筒に用紙を入れる作業がなくなる分、コストダウンにもつながります。また、開封作業なくキャッチコピーなどを見ていただくことができるため、新規顧客向けによく使われます。

長3封筒

長3封筒は、A4用紙を3つ折りにして封入するタイプです。封筒に用紙を入れる作業に加え、用紙を3つ折りにする作業にもコストがかかります。

定形郵便物なので、発送料金は25g以内なら84円、50g以内なら94円です。

DM用にはあまり使われません。ただし、特別な人や特別な内容で使用すれば、反応率を上げることができる封筒です。

角2封筒・A4封筒(透明封筒など)

角2封筒・A4封筒は、いずれもA4サイズの封入物ならそのまま入れられるタイプです。小冊子やカタログ、DVD、サンプル品なども、封筒の厚さが原則2cmまでなら同梱できます。載せたい情報量が多くても対応できる点がメリットです。

クロネコDM便の場合、長3封筒でも角2封筒でも発送料金は同じになります。

DMのサイズの選び方

DMのサイズは、次の3つの観点を意識して選んでみてください。

  1. コストと粗利のバランスから選ぶ
  2. インパクトの大きさから選ぶ
  3. 載せたい情報量から選ぶ

それぞれの選び方のポイントについて、以下で紹介していきます。

(1)コストと粗利のバランスから選ぶ

新規顧客の獲得や売上の向上を目的にDMを発送する場合、DMにかかるコストだけに注目するのはNGです。

コスト単体よりも、以下の点を意識してみてください。

  • DMコストと粗利額を比較して採算が取れるのか
  • 狙った顧客を集客できるか

DMは媒体により発送料金が変わるため、「DMコスト<粗利額」とするためには、ケースに応じて最適な媒体を選ぶことが大切です。つまり、「発送料金が安いから官製はがきを利用する」という選択は、必ずしも適しているとは限りません。

新規顧客の獲得の成果は、次の計算式で求められる顧客1人あたりの「顧客獲得単価」によって判断できます。

顧客獲得単価 = DM発送費用 ÷ 顧客獲得数

顧客獲得単価は、官製はがきよりも、A4はがきや封筒を使用したDMのほうが安くなることもよくあります。

DMサイズあたりのコスト

DMは、情報を多く載せれば反応率が上がるわけではありませんが、DM反応率を上げたい場合はそれなりの文字数が必要になります。例外としてお知らせや割引案内など、内容が単純なものは官製はがきがベターです。

また、伝えたい内容に加え、申込用紙やパンフレットなどの封入物もある場合は、封入物に合うサイズの封筒も必要です。

  • 伝えたい内容
  • 申込用紙
  • パンフレット
  • その他封入物

DMのサイズは、上記の要素を考慮して選んでください。

以下は、当社(株式会社メディアボックス)が運営するDM発送代行センターにて、DMを1,000通発送する場合の、DM媒体ごとの印刷面積と発送価格についての表です。

面積1㎡あたりの価格を算出しているので、DMのコストを考える際の参考にしてください。

 価格
(円)
面積
(c㎡)
価格÷面積A4はがきを
100とした場合
のコスト
官製はがき652960.2196326
A4はがき841247.40.0673100
A4圧着はがき1222494.80.048973
A4透明封筒
+A4用紙1点封入
1041247.40.0834124
A4透明封筒
+A4用紙3点封入
1292494.80.051777
A4透明封筒
+A4用紙5点封入
1543742.20.041261

※価格:DM発送費用とカラー印刷費が含まれます。

(2)インパクトの大きさから選ぶ

DMのサイズが大きいほど、受け手が得るインパクトは大きくなります。ただし、A4サイズを超えると、郵便受けに入らないなどの弊害が出ることも想定しておかなければなりません。

インパクトを重視しつつも弊害を出さないようにするためには、サイズを大きくするのではなく、正方形や円形、型抜きはがきなどの変わった形状にするのがおすすめです。

(3)載せたい情報量から選ぶ

DMの情報量は、反応率に影響します。

例えば、通常発送できる郵便物のなかで最小サイズの官製はがきは、発送コストも最安ですが、必要な情報を載せるには面積が足りない可能性があります。パンフレットなどを封入することも不可能ですし、申込用紙としても使うのも困難です。そのため、必要な情報を載せきれなかったり、余白がなくなり視覚的に読みにくくなったりして、反応率が下がってしまいます。

そこで、DMのサイズを選ぶ際には、あらかじめ載せたい情報量を把握してから、サイズを選ぶようにしてください。はがきのサイズを大きくしたくない場合は、圧着式のDMにするのがおすすめです。

【用途別・送付先別】おすすめのDMサイズ

ここまでの内容を踏まえつつ、用途別・送付先別におすすめのDMサイズを紹介します。DMサイズの選び方で迷ったら、以下の内容を参考にしてください。

【用途別】おすすめのDMサイズ

用途別のおすすめのDMサイズは、以下の表のとおりです。

情報量の多い案内A4サイズ以上
情報量の少ない案内官製はがき
クーポン官製はがき
申込用紙A4サイズ
アンケート用紙A4サイズ
他社との差別化変形サイズ

まずは、盛り込む情報量によって、選択するサイズが変わります。また、持参して使えるクーポンなどの特典を付ける場合は、DMをそのまま持ち歩ける官製はがきサイズが理想ですが、財布に入るサイズの用紙にして、封筒の中に入れる方法もあります。

他には、申込用紙やアンケート用紙はA4サイズでそろえたり、他社との差別化を図りたい場合は変形サイズを活用したりするのがおすすめです。

以下の記事では、サイズ以外にも色・厚さ・材質・形でDMの反応率を上げる方法を紹介しております。
https://www.dm110.jp/DM_kami.html

【送付先別】おすすめのDMサイズ

送付先別のおすすめのDMサイズは、以下の表のとおりです。

 新規顧客既存顧客連絡事項
官製はがき
A4はがき
A4圧着はがき
長3封筒
角2封筒
A4透明封筒

官製はがきは、要点を絞った連絡事項を送る際に適したサイズです。また、新規顧客にDMを送るなら、開封作業が求められる封筒よりも、そのまま目を通してもらえるA4はがきやA4透明封筒などが適しています。

一方、既存顧客にDMを送る場合、いつも送っている自社封筒がサイズにかかわらずおすすめです。

まとめ

DMのサイズや形状に規定はありませんが、よく使われる定番サイズには、次のような種類があります。

  • 官製はがき
  • A4はがき
  • A4圧着はがき
  • 長3封筒
  • 角2封筒
  • A4透明封筒
  • 洋4封筒(手書き封筒で効果があります)

DMのサイズを選ぶ際は、載せたい情報量や相手に与えるインパクトを考慮しつつ、コストと粗利とのバランスを考慮することが大切です。また、用途や送付先に適したDMのサイズ・形状を選択してください。

株式会社メディアボックスが運営するDM発送代行センターでは、A4はがきやA4圧着はがきの印刷発送をはじめ、複雑な封入や複数パターンの封入もお任せいただけます。手作業で封入作業を行える体制が整っているのは、5万通以下のDM発送に特化したDM発送代行センターだからこその強みです。

どのサイズにしようか迷ったときは、当社専任担当者にお尋ねください。

当社については下記をご覧ください。
https://www.dm110.jp/kaisyaannai.html

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