A4圧着DMとは? メリット・デメリットや活用のコツも併せて解説

A4圧着DMとは? メリット・デメリットや活用のコツも併せて解説

さまざまな種類があるDMのなかでも、一般的に用いられることが多いのは、官製はがきのDMや封筒に封入するタイプのDMです。

しかし、DMは種類によって特徴が異なるため、目的や用途に応じて使い分ける必要があります。例えば、一度に多くの情報を掲載して商品・サービスを効果的に訴求したい場合や、インパクトを与えて開封率・反応率を高めたい場合などは、「A4圧着DM」がおすすめです。

今回は、A4圧着DMの概要やメリット・デメリット、A4圧着DMを活用する際のポイントなどを解説しますので、ぜひ参考にしてください。

このページは株式会社メディアボックスの豊田昭によって書かれています。
ページ内容はお客様やコンサルタントさんとの協力によるテストやデータに基づくものです。

A4圧着DMとは?

A4圧着DMとは、A4サイズの圧着はがき(A4圧着はがき)を使用するDMを指します。

A4圧着はがきは、A3サイズの用紙に両面印刷をして、半分に折り曲げて圧着したはがきです。折り曲げた内側にのりなどを付けて、熱や圧力で接着させます。

通常サイズのはがきと比較すると、A4圧着はがきに印刷できる情報量は約16倍にもなり、一度に多くの情報を伝えられます。

A4圧着DMのメリット6つ

MERIT DMのメリット

ここでは、A4圧着DMのおもなメリットを6つ解説します。

多くの情報を記載できる

A4圧着DMは、圧着面を展開するとA3サイズになるため、両面印刷したA4用紙2枚分、または片面印刷したA4用紙4枚分と同等の印刷面積です。

したがって、先述したとおり一枚にたくさんの情報を盛り込めます。使用できる面積が広い分、商品の写真やグラフなどを掲載しても、説明書きのスペースが圧迫されません。

ただし、封筒に封入するタイプのDMと異なり、A4圧着DMは宛名ラベルの分だけ印刷面積が減ります。

目立ちやすい

A4圧着はがきは通常サイズのはがきよりも大きいため、目立ちます。また、A4圧着はがきを使用したDMの数が少ないという点でも、興味を引きやすいのが特徴です。

なお、A4圧着DMは長方形型のものを指しますが、同等のサイズ感でユニークな形状にした圧着DMも存在します。他と被らない形状の圧着DMなら、より強いインパクトを残せます。

封筒DMよりも高い開封率が期待できる

一般的な封筒に封入するタイプのDMは、封筒を開けないと内容がわかりません。そのため、DMにターゲットが知りたい情報が書かれていても、そのことに気付かれないまま、DMを捨てられてしまう場合があります。

一方のA4圧着DMは、最初から内容の一部が見えているため、上記のような心配がありません。見えている部分の情報で上手に興味を引ければ、開封してもらいやすくなります。

加えて、圧着DMならではの「めくる楽しみ」もあることから、高い開封率が期待できます。

コストパフォーマンスが高い

封筒に封入するタイプのDMは、用紙とは別に封筒代・封筒印刷代がかかり、封入作業の料金も発生します。それに対しA4圧着DMでは、封筒代や封筒印刷代、封入作業料が不要です。

A4圧着DMでは圧着作業の料金が別途かかるものの、一通で伝えられる情報量の多さを考慮すると、コストパフォーマンスが高いといえます。印刷面の多さを活かし、資料請求や注文書、切り離して使用する返信用はがきなどを採用することも可能です。

圧着面で高級感を演出できる

A4圧着DMの接着方法には、複数の種類があります。なかでも、圧着面全体にニスを塗って接着する方法は、光沢が出るため高級感を演出可能です。

また、A4圧着DMは、用途によって紙質を変えられます。おもな紙質は、コート紙とマットコート紙の2種類です。

コート紙でカラー印刷すると、写真の仕上がりはきれいになりますが、コート紙には文字をうまく書き込めません。よって、A4圧着はがきの一部を返信用はがきなどとして使用する場合は、マットコート紙を選ぶのが適切です。

同じ連量(※)なら、厚さはコート紙よりもマットコート紙のほうがあるため、高級感や重厚感につながります。
※1,000枚の原紙を重ね合わせたときの重さのこと

第三者に見られたくない情報を内側に印刷できる

A4圧着DMは圧着加工されていることから、第三者は内側に記載されている情報を確認できません。

そのため、セキュリティ上の観点から他人に見られてはいけない内容はもちろん、ターゲットだけに知ってほしい特別な内容なども、圧着面に印刷して届けられます。

A4圧着DMのデメリット4つ

メリットの多いA4圧着DMですが、その形状などからいくつかのデメリットもあります。ここでは、A4圧着DMのデメリットを4つ解説します。

雨や高温多湿の環境に弱い

A4圧着DMはニスなどで接着している特性上、圧着はがきが置かれる環境次第では、圧着面をはがしにくくなります。具体的には、雨に濡れた場合や、高温多湿または極端に気温の低い環境下で保管した場合です。

圧着面を開けない、開こうとして破れるといったトラブルを防ぐためには、水分や気温・湿度に気を付けなければなりません。

長期保管に向いておらずストックできない

先述のとおり、A4圧着DMには、雨や高温多湿などの環境に弱いデメリットがあります。圧着面の劣化を避けようとすると、長期保管はできません。

通常の環境下では、保管期間は1ヵ月程度が限度です。そのため「まとめ刷りをしておき、必要に応じて使用する」という使い方は避けてください。

サンプルなどの同封物は入れられない

A4圧着DMは、封筒に入れずに送るものであるため、サンプルやプレゼントなどは同梱できません。

A4圧着DMを活用する会社の多くは、A4圧着DMと封筒に封入するタイプのDMを、ケースによって使い分けています。

返信の反応率が落ちることがある

近年の傾向として、通販業界を中心にA4圧着DMの使用率が伸びています。その背景には、A4圧着DMのメリットで紹介したとおり、封筒に封入するタイプのDMと比べてコストパフォーマンスが良いことや、高い開封率を期待できることなどがあります。

しかし、はがきやFAXでの返信を必要とする内容の場合は、開封率の高さに反して反応率が落ちる可能性があるため、注意が必要です。

A4圧着DMのおもな種類と用途

ここでは、A4圧着DMの代表的な種類と、使用に適している場面などを解説します。

A4圧着DMのおもな種類と用途

二つ折りのV型圧着

圧着DMのなかでもシンプルかつ定番といえるのが、ベースとなる用紙を二つ折りして接着する「V型圧着」タイプです。V型圧着の場合は、開封箇所は1ヵ所です。

封筒代や封入作業料などのコストを抑えつつ、一通に複数の情報を載せたいときに、V型圧着を活用すると便利です。

三つ折りのZ型圧着

ベースとなる用紙を三つ折りし、中央部分の表と裏の両側を接着する「Z型圧着」タイプもあります。開封箇所は2ヵ所あり、V型圧着よりもたくさんの情報を掲載可能です。

単に掲載できる情報量が増えるだけでなく、次のようなより高度な用途にも対応できます。

  • 宛名面裏・中面・外面などとスペースごとにテイストを分けて、硬い情報と楽しい情報を切り替えて伝える
  • 広いスペースを活かし、複雑な情報を図解でわかりやすく説明する

往復型

往復型は、返信用はがきの付いた圧着DMです。例えば、V型圧着に返信用はがきを付した「往復L型圧着」タイプなどがあります。

資料請求やアンケート、商品注文のように、ターゲットからの返信が欲しい場合に活用可能です。

効果が出やすい!A4圧着DMがおすすめのケース

A4圧着DMで効果が出やすいケースは、次のとおりです。

  • 新商品やセール商品のカタログ
  • 会員限定の特別情報の案内
  • 展示会やセミナーの案内

ここでは、それぞれのケースについて詳しく紹介します。

複数商品を載せた小カタログとして

A4圧着DMは、たくさんの情報を盛り込めるメリットを活かし、新商品やセール商品など、複数の商品を案内する小カタログとして活用できます。表面に「より詳しい案内はこちら」といった開封したくなる文言を記載し、商品情報が載っている中面に誘導するのがポイントです。

また、化粧品をはじめとする通販業界の場合は、A4圧着DMに注文書を付けておくと購入につなげやすくなります。

会員限定のお得情報を届ける

圧着面の情報は、DMを受け取った人だけが見られる特別感があります。したがって、特別価格でのキャンペーン情報やシークレットセールの案内など、会員限定のお得な情報の案内にA4圧着DMを使うと効果的です。

中面に誘導するには、表面に「期間限定のクーポン券や料金表はこちら」などと記載します。

法人に向けて展示会の案内を送る

A4圧着DMは、法人向けの展示会やセミナーの案内として使うのも有効です。ただ単に案内を送るだけでなく、切り離せる返信用はがきを付ければ、簡単に出欠確認ができます。

A4圧着DMを活用する際のポイント

最後に、A4圧着DMを活用する際のポイントを紹介します。

A4圧着DMを活用する際のポイント

裏表面に気になるキャッチコピーを記載して中面に誘導する

A4圧着DMの開封率を高めるためには、最初から見えている表面・裏面で興味を引くことが大切です。表面・裏面には気になるキャッチコピーなどを記載し、「めくったらお得な情報がありそうだ」と思わせて、中面に誘導してください。

ただし、ターゲットが知りたい情報を表面・裏面にすべて載せてしまうと、中面を見てもらえなくなるため注意が必要です。

宛名ラベルの位置を工夫する

A4圧着DMでは、表面・裏面のどちらかに宛名ラベルを貼る必要があります。宛名ラベルを貼る位置に決まりはありませんが、「表面左上」または「表面中央・やや上寄り」に貼るのが一般的です。

ただし、宛名ラベルの位置は反応率を左右するため、よく検討してください。例えば、あえてA4圧着DMの「裏面右下」に貼る方法もあります。裏面に宛名ラベルを貼ると、ターゲットが違和感を覚えるため、注目してもらいやすくなります。

あらかじめ宛名ラベルを貼る位置を決めておき、宛名ラベルのスペース(9.5×7.5㎝以上)を確保してからDMのデザインを考えてください。

DM発送の季節とタイミングに留意する

A4圧着DMは水分に弱いため、梅雨の時期の作成・発送は避けるのが無難です。

梅雨の時期以外の場合は、イベントや顧客の誕生日、セール開始などの2週間前頃に、ターゲットの手元に届くようにするのがおすすめです。夏季休暇や年末年始といった長期休暇は反応率が低下しやすいことから、発送タイミングに注意してください。

発送費用は複数社に見積もりを取って比較する

一般的にA4圧着DMは、DM発送代行会社を利用すると最も費用を抑えられます。

ただし、DM発送代行会社によって発送費用は大きく異なるため、会社選びが重要です。必ず複数社から見積もりを取り、比較検討してください。

まとめ

A4圧着DMのメリット・デメリットは、以下のとおりです。

メリット
  • 多くの情報を記載できる
  • 目立ちやすい
  • 封筒DMよりも高い開封率が期待できる
  • コストパフォーマンスが高い
  • 圧着面で高級感を演出できる
  • 第三者に見られたくない情報を内側に印刷できる
デメリット
  • 雨や高温多湿の環境に弱い
  • 長期保管に向いておらずストックできない
  • サンプルなどの同封物は入れられない
  • 返信の反応率が落ちることがある

メリットを活かし、複数商品の情報を一度に掲載したり、会員限定のお得な情報を届けたりすることができます。

A4圧着DMの効果を高めるためには、ぜひ以下のポイントも意識してください。

  • 裏表面に気になるキャッチコピーを掲載して中面に誘導する
  • 宛名ラベルの位置を工夫する
  • DM発送の季節とタイミングに留意する
  • 発送費用は複数社に見積もりを取って比較する

株式会社メディアボックスが運営するDM発送代行センターでも、A4圧着DMの印刷・発送を承っています。

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