【DM発送】メール便で送れるもの・送れないものをサービス別に解説

このページは株式会社メディアボックスの豊田昭によって書かれています。
ページ内容はお客様やコンサルタントさんとの協力によるテストやデータに基づくものです。

豊田 昭

昭和61年4月より運送会社を設立。
平成15年2月よりダイレクトメールやカタログ等の1kg以下の 印刷物に特化した、経費削減システムを作り、印刷から封入作業･配送サービスまでの格安システムを始める。 ほとんどコスト削減で手のつけられない2000通以下の発送にも成功し、50通から3万通までの中小部数発送のＤＭ発送代行専門店になる。 DMやニュースレターのCPI(反応率)を上げることをミッションとし、最高16倍のCPIを獲得。現在、大手コンサルタント会社やコンサルタントさんへの情報提供やコンサルタントを行う。 著書に、バカ売れ DM集客術がある。

DM発送に利用されるメール便サービスはおもに4つ

そもそも「メール便」とは、小型・軽量の荷物を配送し、ポストに投函するサービスのことです。DM発送に利用されるメール便サービスには、おもに次の4種類があります。

佐川急便の「飛脚ゆうメール便」は、佐川急便が荷物を引き取り、郵便局が配達するサービスです。

クロネコDM便の特徴と送れるもの・送れないもの

ヤマト運輸が提供するメール便サービス「クロネコDM便」の特徴や、荷物に関するルールを紹介します。

クロネコDM便の特徴

クロネコDM便の料金は全国一律です。具体的な金額は、数量や出荷形態などに基づき提示されますが、荷物1個当たりの上限金額は167円（税込み）となっています。

クロネコDM便の配送にかかる日数の目安は、次のとおりです。
◇発送地点から配送先まで400km圏内：発送日を含めて3日目
◇発送地点から配送先まで400km圏以上：発送日を含めて4日目

クロネコDM便の到着日数については以下の記事で詳しく紹介しています。

また、クロネコDM便では、次の項目をすべて満たした荷物に対応しています。

クロネコDM便で送れるもの・送れないもの

クロネコDM便で送れるもの・送れないものの例は、次のとおりです。

出典：ヤマト運輸　クロネコDM便
出典：クロネコDM便で送れないものはありますか？

信書については以下の記事で詳しく解説しています。

ゆうメールの特徴と送れるもの・送れないもの

郵便局が提供するメール便サービス「ゆうメール」の特徴や、荷物に関するルールを紹介します。

◇ゆうメールの特徴

ゆうメールも、クロネコDM便と同様に料金は全国一律です。荷物の重さによって、180円から360円まで幅があります。

ゆうメールでは、次の項目をすべて満たした荷物に対応しています。

また、次のオプションサービスを利用可能です。

◇ゆうメールで送れるもの・送れないもの

ゆうメールで送れるもの・送れないものの例は、次のとおりです。

出典：日本郵便株式会社　ゆうメールで送付可能なもの
出典：ゆうパック・ゆうパケット・ゆうメールご利用案内（PDF）

飛脚メール便の特徴と送れるもの・送れないもの

佐川急便が提供するメール便サービス「飛脚メール便」の特徴や、荷物に関するルールを紹介します。

飛脚メール便の特徴

飛脚メール便の料金は全国一律です。荷物の重さによって3パターンあり、300g以内なら168円、600g以内なら220円、1kg以内なら325円（いずれも税込み）です。

飛脚メール便では、次の項目をすべて満たした荷物に対応しています。

Web上で配送状況は確認できませんが、バーコードでの荷物追跡が可能です。

なお、飛脚メール便は送る側も受け取る側も法人であることが利用条件になります。

飛脚メール便で送れるもの・送れないもの

飛脚メールで送れるもの・送れないものの例は、次のとおりです。

出典：佐川急便株式会社　飛脚メール便

飛脚ゆうメール便の特徴と送れるもの・送れないもの

佐川急便が提供するメール便サービス「飛脚ゆうメール便」の特徴や、荷物に関するルールを紹介します。

飛脚ゆうメール便の特徴

飛脚ゆうメール便の料金は全国一律です。荷物の重さによって、115円から456円（税込み）まで幅があります。

飛脚ゆうメール便では、次の項目をすべて満たした荷物に対応しています。

佐川急便が差出人となり、郵便局に差し出すため、配達は郵便局員が行います。

配送状況は確認できませんが、郵便局が管理している最新の転居・移転情報があるため、配送への信頼度は高いものとなっています。

飛脚ゆうメール便で送れるもの・送れないもの

出典：佐川急便株式会社　飛脚ゆうメール便

どのメール便サービスを選ぶ？ 利用の判断基準

どのメール便サービスを選ぶかは、利用するDM発送代行会社によって決めるのがおすすめです。DM発送代行会社は、「クロネコDM便を得意とする会社」「ゆうメールを得意とする会社」「飛脚メール便を得意とする会社」などに分けられます。

また、配送にかかる日数を確実かつなるべく短くしたい場合は、クロネコDM便またはゆうメールのオプションサービス付き（速達など）を選ぶと安心です。

雑誌や商品カタログなど、重さが1kg超え3kg以下のDMを送る場合は、飛脚ゆうメール便のみ利用できます。ただし、厚さは3cm以下でなければなりません。料金は高額になるため、その他サービスも比較・検討することをおすすめします。

重さ1kg～3kgのDMを送る際の飛脚ゆうメール便の料金

出典：佐川急便株式会社　飛脚ゆうメール便

なお、クロネコDM便だけは、DM発送代行会社を利用すると「ひもつけ」が行えることがあります。「ひもつけ」をすれば、DMの配送経路や状況を確認可能です。

※ひもつけ：宛名ラベルバーコードを使用して、配達進行状況を確認できるもの。
　ただし、ひもつけ対応可能なDM発送代行会社に依頼した時のみの対応になります。

DM発送は「宅配便」と「メール便」の使い分けも大切！

雑誌や商品カタログなどを送る際、宅配便を利用するケースも多いかもしれません。メール便は、宅配便に比べて発送費用を抑えられるため、状況によって使い分けることが大切です。

例えば、ヤマト運輸のサービスを使って、とある顧客に一冊500gの商品カタログを3冊送る必要があるとします。

クロネコDM便は1kg以下の荷物しか送れないため、重量オーバーになります。こうなると、通常なら宅配便を利用しようと考えます。しかし、3冊の商品カタログを2冊と1冊に分ければ、クロネコDM便で発送可能です。

あえてメール便を利用することで発送回数が増えても、発送費用の合計金額は宅配便よりも安くなることがあります。ただし、封入点数や一ヵ所への配達通数、封筒の選び方など複雑な作業が必要になります。送りたいものと各種メール便サービスの条件を照らし合わせて、発送費用の削減を目指してください。

カタログを安く発送する方法や実例は以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。

まとめ

DM発送に利用されるメール便サービスには、以下の4種類があります。

サイズのほか、料金・配送日数・オプションサービスなどの特徴も異なるため、目的に合うメール便サービスを選んでください。また、利用するDM発送代行会社が得意なメール便サービスを選ぶことも大切です。

株式会社メディアボックスが運営するDM発送代行センターでは、クロネコDM便を中心に、DMの発送を承っています。

例えば、カタログやパンフレットなどに対応している「カタログコース」では、宅配便ではなくクロネコDM便を複数回に分けて発送し、発送費用を安く抑えることが可能です。この場合、封入点数や一ヵ所に配送する通数、封筒選びなど、複雑な作業が必要になりますが、DM発送代行センターでは専任担当者が付き、お見積りを作成させていただきます。

その他、基本の「封筒に封入コース」や「A4（ジャンボ）はがきコース」など、さまざまなサービスを提供しているので、希望する内容をお気軽にお申し付けください。

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