DMの宛名面には何を書けば良い?
ルールや効果的な作り方を紹介
DMの宛名には、ターゲットへ正確にDMを届ける役割があります。加えて、DMの印象や開封率・反応率を左右する要素の一つです。
したがって、宛名を正しく記載することはもちろん、効果的な書き方・作り方も知っておく必要があります。
今回は、DMの宛名面に関するルールや、DMの効果を高める宛名面の書き方・作り方などを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
DM発送で「クロネコDM便」を利用する際の宛名面のルール
「クロネコDM便」は、ヤマト運輸が提供するメール便サービスです。クロネコDM便でDMを発送する場合は、住所や法人名などが記載された専用の宛名ラベルが必要です。
宛名ラベルは、「ヤマトビジネスメンバーズ」限定の送り状発行システムから、簡単かつ無料で作成できます。
送り状発行システムを利用する場合、またはDM発送代行会社へ宛名ラベルの作成を依頼する場合は、宛名とバーコードの両方が印刷されたラベル1枚だけで発送可能です。
一方、自社で宛名ラベルを作成して、DM発送代行会社に発送を依頼する場合は、宛名とバーコードがそれぞれ印刷された、合計2枚のラベルが必要です。バーコード付きのラベルは、DM発送代行会社が作成します。
DMの宛名面への対応や費用を効率化する方法
先述のとおり、クロネコDM便を利用すれば、専用の宛名ラベルを貼るだけでDMを発送可能です。
特に、A4サイズのハガキDMの場合は、発送部数が3万件以下なら、郵送よりもクロネコDM便のほうが安く発送できます。郵送よりも安価、かつ宛名面を書く手間もかからないため、クロネコDM便の活用がおすすめです。
また、宛名ラベルの作成に際しては、自社で作成するよりも、DM発送代行会社へ依頼したほうが安くなるケースもあります。自社で作成する場合は、宛名とバーコードの2枚のラベルが必要なため、その分の作業負担が増えることも考慮しなければなりません。
自社の人件費・作業スペース・リソースなどの観点から、自社で対応するのか、DM発送代行会社に依頼するのかを検討してください。
DMの効果を高める宛名面の書き方・作り方・貼り方
ここでは、DMの効果を高めるために、宛名面でできる工夫を紹介します。
好印象を与えるのは手書き
DMの宛名面の書き方で特に効果的なのが、手書きです。
手書きで書くと「自分のためにひと手間かけてくれた」と感じてもらえるため、印象の良いDMになります。また、画一的なフォントで印刷されたものよりも目立つことから、DMを開封してもらえる確率が高くなります。
ただし、発送部数が多い場合は手間や時間がかかり、一日に作成できる量が限られてしまいます。他の業務を抱えながら、すべてのDMに手書きで宛名を書くことは現実的ではないため、発送部数に応じて手書き風フォントを活用するのがおすすめです。
宛名の住所や法人名は省略しない
特にBtoBのDMの場合は、以下のNG例のように、宛名の住所や法人名などを省略しないよう注意が必要です。
(NG例)
- 都道府県名を省略する
- ビル名や階数を省略する
- 部署名を明記しない
- 株式会社や有限会社を「(株)」「(有)」と略字で表す
宛名の一部を省略すると、手抜きしている印象を与え、相手に失礼となります。また、例えばビル名や部署名などを省略すると、DMが届かないリスクも高まります。
これらの理由から、DMの宛名は省略せずに記載し、間違いがないか十分な確認のうえ発送してください。
商品やターゲットに合うフォントを使う
手書きまたは手書き風フォントを使用しない場合は、商品やターゲットの特徴に応じて、適切なフォントを使い分けることが大切です。
よく使用されるフォントとして、視認性を重視するなら「ゴシック体」、高級感を出すなら「明朝体」などが挙げられます。また、それぞれのフォントを細字にするのか太字にするのかによっても、与える印象が変わります。
A4ハガキDMは宛名ラベルを貼る位置に注意する
クロネコDM便でA4ハガキDMを送る場合、宛名ラベルを貼る位置によって、反応率が大きく変わります。宛名ラベルを貼るのに最もおすすめの位置は「右下」です。
人の目線の動きには、左から右へ・上から下へ移動する性質があり、A4用紙・横書きの文章を読む際は、まず左上に目線が行くと考えられます。したがって、DMで最も重要なキャッチコピーを左上に置き、優先的に見てもらう必要のない宛名ラベルは、目線が最後に到達する右下に貼ります。
また、人は違和感を覚えると、その原因を知ろうとする傾向があります。右下に宛名ラベルを貼るケースは少ないため、DMを受け取ったターゲットは違和感を覚え、内容を確認しようとする確率が上がります。この点も、宛名ラベルを右下に貼る効果の一つです。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
透明封筒なら宛名ラベルの位置を工夫する
透明封筒を使う場合、中の封入物が見えるため、宛名ラベルの貼り位置を工夫する必要があります。
以下の注意点やポイントを確認して、貼る位置を決めてください。
- キャッチコピーが隠れないように宛名ラベルを貼る
- DMを受け取った人は、何が書いてあるのかを最初に知ろうとするため、ターゲットが知りたい情報を隠す位置に宛名ラベルを貼らない。具体的には左上に宛名ラベルを貼るのは控える
- 表面を全部見せたいとき、宛名ラベルは裏面に貼る
- 透明封筒の宛名ラベルは、通常左上か中央よりやや上あたりの位置に貼ることが多いが、裏面左下に貼るとDMを受け取ったターゲットが違和感を覚え、反応率が上がる場合がある
ターゲットの興味を引くキャッチコピーを工夫する
先述のとおり、DMの導入部分となるキャッチコピーは重要です。キャッチコピーでうまく興味を引けないと、その先は読み進めてもらえません。
効果的なキャッチコピーを書くためのおもなポイントは、次のとおりです。
- DMの本文からキーワードをピックアップする
- 数字を盛り込む
- たくさん・ものすごくなどの曖昧な言葉を使わない
- 考えなくても意味がわかる文章にする
- DMを読めばメリットがある・読まないと損だと感じさせる
- ターゲットに向けた特別感のある表現にする
これらの点を意識してキャッチコピーを作成すれば、失敗を避けられます。
まとめ
DMの宛名面には、住所や法人名などを記載します。
クロネコDM便を利用する場合は、専用の宛名ラベルを貼るだけでDMを発送できます。A4ハガキDMにおいては、右下に宛名ラベルを貼るのが効果的です。
また、透明封筒を利用する場合は、中の封入物が見えることに留意して宛名ラベルの位置を決める必要があります。具体的には、キャッチコピーやDMの受取手が知りたいと思う情報を隠さないようにしてください。
その他、DMの効果を高める宛名面のポイントとして、以下の点を意識してください。
- 好印象を与えたい場合は手書きにする(ただし、発送部数が多い場合は手書き風フォントも検討する)
- 商品やターゲットに合わせてフォントを選ぶ
- キャッチコピーを工夫する
- 住所や法人名は省略せずに記載する
株式会社メディアボックスが運営するDM発送代行センターでは、A4ハガキDMをはじめ、さまざまな種類のDM発送を承っています。また、クロネコDM便をご利用の場合は、専用の宛名ラベルによる追跡調査が無料で行えます。DM発送をご検討中の方は、まずはお気軽にご連絡ください。
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