DMを安く送る方法_実践編_印刷

前回の続きです。
もし以前の「DMを安く送る方法_実例編」を見逃している場合は下記をご覧ください。

DMを安く送る方法_実例編_封筒
https://www.dm110.jp/DM_jissen_Fuutou_3358.html
DMを安く送る方法_実例編_DM発送会社使い分け
https://www.dm110.jp/DM_jissen_kaisyawake_3358.html
DMを安く送る方法_実例編_A4ハガキ
https://www.dm110.jp/DM_jissen_A4hagaki_3358.html

DMを作成するときに必要な印刷料金を安くする方法です。
印刷を行うには3つのパターンがあります。

印刷方法

1 自社
2 印刷会社
3 DM発送代行会社

また印刷コストを考える場合には印刷に直接かかるコストと、間接的にかかるコストや条件が考えられます。

直接印刷コスト
・印刷機械
・印刷機械保守料
・インク・トナー代金
・紙代金

間接印刷コスト&条件
・作業時間
・人件費
・作業場所
・継続性
・印刷枚数によるコストの違い


1 自社

自社で印刷を行う場合には直接コスト、間接コストをすべて考える必要があります。
印刷機械により印刷コストが変わりますので当社とお客様の実例でコスト計算してみました。
小部数の印刷であれば検討してみる価値があります。
黒一色印刷で大量に印刷する場合はリソグラフも検討してみてください。

1 インクジェットプリンター

当社のお客さんでインクジェットプリンターを使って
A4用紙に1000枚の印刷に挑戦されましたがプリンターが壊れました。
一般のインクジェットプリンターでは速度も遅くなる傾向にあります。
現実的にはお勧めできない方法です。
ただし印刷枚数が50枚などの少数の場合には考えられます。

コスト(直接コスト)

約5円から40円位/A4 1枚あたり
インクの値段が高いので印字面積が多い場合には特に注意が必要です。


2 モノクロレーザープリンター

低枚数ならOKですが、コスト計算はしっかりとしてください。
300枚以上印刷の場合、外注をお考え下さい。

コスト(直接コスト)

約3円から10円位/A4 1枚あたり
上記のコストは印刷面積が紙全体の5%の場合になります。
印刷面積が10%から40%になる場合はインク代金がたくさんかかるので注意してください。
約6円から40円位/A4 1枚あたり(実際値)
(プリンターの減価償却と紙代は含まれていません。)
※再生トナーを使う場合は価格が安くなります。


3 コピー機

低枚数の場合はコピー機を利用したほうが安く印刷できます。
会社にコピー機がある場合が多いので検討してください。
特に枚数が少ない場合には有効です。
ただ、コピー機の種類により仕上がりや一枚当たりの単価が
大きく変わりますので注意してください。

コスト(直接コスト)

約3円から15円位/A4 1枚あたり
コピー機の場合はメーカーや契約方法により値段の開きがあります。

4 リソグラフ

大量に白黒印刷を行い場合には検討してもよい機械です。
枚数は機械やインク仕入値段を考える必要があります。
具体的には毎月の印刷枚数が5万枚以上であれば導入を考えてもよいかと思います。
印刷の仕上がりは印刷会社が使用している機械(輪転機)に比べると落ちます。

コスト(直接コスト)

約1円/A4くらいから印刷ができます。

2 印刷会社

印刷会社で印刷する場合には、通常の地元の印刷会社さんと
ネットにある印刷会社さんの2通りに分かれます。

地元の印刷会社

昔から付き合いがあり、融通が利き、原稿手直しや
ヒントをもらえるため、目に見えない価値があります。
価格的にはネットの印刷会社さんに比べ高くなりますがいまだに根強い人気があります。
特に小中ロットの印刷には人気があります。

ネットの印刷会社

最近増えてきた方法です。
とにかく値段に関しては安くなります。

問題点としては
・原稿の専門知識
・原稿入稿チェックが迅速に行われないと納期が延びる
・変更トラブル
・納期トラブル
・枚数トラブル
・運送トラブル(破損・納期・水濡れ)
などリスクがあります。

3 DM発送代行会社で印刷

DM発送代行会社が印刷を行う場合には「運送」による
トラブルを考えなくてよいのでDM発送担当者としては安心です。
納期の迫っているものや印刷内容変更がある場合などは助かります。

当社の場合にはネット印刷よりも少し高くなりますが地元の印刷屋さんより安くなります。
DM発送代行会社により印刷を行っていない場合があります。

メリット(メディアボックスの場合)

・専任担当者が付くのでトラブル対処がしやすい
・運送途中のトラブルを心配しなくてよい
・納期トラブルがない
・枚数トラブルがない
・原稿ミスを指摘してくれる(わかる範囲)

メディアボックス印刷は地元の印刷会社のサービスに近く、価格はネット印刷に近いものになります。


紙種類の特徴と価格

DMに使われる紙には大きく分けると3種類あります。
それぞれに特徴や使い方があります。
価格も含めて一覧にしました。

紙の特徴
種類 上質紙 コート紙 マットコート
カラー仕上り
用紙に文字 文字が書ける 文字が書けない 文字が書ける
厚さ 普通 薄い 普通
価格(メディアボックス場合) モノクロ印刷の場合は最安 安い コート紙より少し高いが上質
紙と同じくらい

DM用途
厚さ 上質紙 コート紙 マットコート
55 黒1色印刷 あまり使わない あまり使わない
90 色紙を使い黒1色印刷
両面印刷
DMカラー印刷
(DMにはよく使われる)
DMカラー印刷
・A4ハガキ・A4圧着ハガキ
110 目立たせたいDM内容物 DMカラー印刷
A4圧着ハガキ
DMカラー印刷
A4圧着ハガキ
135 A4ハガキ DMカラー印刷
A4ハガキ・A4圧着ハガキ
DMカラー印刷
A4ハガキ・A4圧着ハガキ
180 A4ハガキ・賞状 A4ハガキ A4ハガキ
220 基本使わない A4ハガキ A4ハガキ

まとめ

・少部数の印刷の場合には自社での印刷
・黒一色印刷を大量印刷する場合(毎月5万枚以上)はリソグラフを検討
・リスクがあってもとにかく安くしたい場合はネット印刷
・専任担当者がついて印刷リスクをなくし、安く印刷したい場合はメディアボックス


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